無線機の選び方
業務用無線機を選ぶとき、一番気になるのはやはり通信距離。しかし様々な要因により通信距離は大きく変わってしまいます。
通信距離
特定小電力無線機の場合、カタログ上では0.1~0.5Kmですが、よく見通せれば2Km以上飛ぶこともあれば、厚い壁や床に遮られると、たとえ数メートルでも通信できません。一方で通信不能な障害物の陰でも、思わぬところからの反射で通信できたりします。
光と良く似た特性の電波は、地理的要因や電波を遮る障害物の影響を多く受けます。
建物の中では、特定小電力無線より高出力な簡易無線の方が障害物の影響は小さくなりますが、何階まで通信出来るかは床や壁の厚さや鉄筋の量、その他の障害物などにより違ってきますので、実際にはテストしてみないと分かりません。
携帯機
携帯機は同じ送信出力でも、アンテナやボディの大きさで通信距離は大きく違ってきます。アンテナは長いほうが効率よく電波は飛びます。またアンテナの効率はラジアル(アース)にも左右されます。アースの役割をするボディは金属を多く使った大型のものが有利になりますので、長いアンテナと重く大きなボディのほうが一般的には有利です。
送信出力が大きくなければ、通信距離も伸び、障害物の影響は少なくなりますが、無線機が大きく重くなり、価格も高くなりますので、用途や環境に合った最適な無線機を選ぶことが大切です。
車載機・基地局
車載機や基地局用の無線機は、携帯機より大型化でき、電源も安定して確保できるため高出力化が可能です。
また、アンテナを本体から離れた場所に設置できることから、大型のアンテナを高い位置に設置することが可能となり、遠距離通信に有利になります。
中継器
免許不要で簡単・便利な特定小電力無線機ですが、「送信出力が小さすぎて使えない!」という場合でも、中継器やLANを利用して通信範囲を拡大することが可能です。
中継器を介して通信することにより、通信可能な範囲を広げることができます。中継器を、見通しの良い高い所に設置すれば効果的ですが、混信・妨害の原因にもなりますので、程々の高さに設置することも大切です。
中継器 LAN接続
中継器をLANケーブルで接続することにより、電波の届かない離れた場所や、地下など別の階の事務室と通信が可能になります。ビル間通信用の無線LANを利用して、LANケーブルを敷設できない場所でもご利用いただけます。
中継器 WAN接続
安価に利用可能になったインターネットVPN等のWANで接続することにより、例えば東京の事務所と大阪の工場との間で特定小電力無線機で通信ということが可能になります。本社と全国の支店など複数の拠点でもご利用いただけます。